「迷子になった愛犬のポスターを早く作りたい。でも、何を載せてどこに貼ればいいか分からない」と困っていませんか。

そんなときは、スマホでポスターを作り、家の近くから配って見かけた人の情報を集めることが大切です。

ポスターを見た人から日時と場所の連絡が届けば、愛犬の向かった方向が分かり、次に探す道を絞りこめるからです。

この記事では、スマホでの作り方と載せる中身から、配る範囲と枚数、貼る場所、さらに届いた情報の確かめ方までを説明します。

読み終えれば、何を載せてどこに貼るかで迷わず、愛犬を無事に家へ連れ帰るための情報集めを進められます。早くまた一緒に暮らせるように、まずはポスターを1枚作ってみましょう。

無料ツールで「犬探してます」
ポスターを作成!

「犬探してます」と呼びかける迷子のポスターは、無料のツールを使い、スマホで作ってA4で印刷しましょう。

無料ポスターツールを
活用下さい

迷子犬のポスターは、おたすけプラス特製の無料ポスターツールで作ってみてください。

デザインは、おたすけプラスの現場チームが実際に配っているチラシの作りをもとにしています。いなくなった場所を選ぶと周りの地図が自動で入るので、どのあたりで探しているかが見た人にひと目で伝わります。写真は3枚まで載せられ、見出しと電話番号は大きな文字で入ります。

名前、いなくなった場所と日、一番の特徴、電話番号、全身の写真を入れれば、スマホから無料で作れます。ボタンを押すと、ポスターを作る画面が開きます。作り終えて「LINEで受け取る」を押すと、LINEの友だち追加を通して完成版(A4のPDF)が届きます。写真と電話番号はサーバーに送られず、スマホの中だけで処理されます。

おたすけプラスのポスター作成ツールで作った迷子犬のポスターの見本

おたすけプラス特製の迷子ポスターを作る ›

ポスターはA4で印刷する

ツールで作ったポスターのPDFは、A4の紙に印刷しましょう。家にプリンターがなければ、コンビニのネットプリントで刷れます。

白黒で刷ると、写真の毛色や首輪の色が見分けにくくなることもあります。見た人に毛色まで伝わるよう、カラーで刷るのがおすすめです。

文字の大きさや色を何度も直すより、ツールで作った1枚をまず刷って配り始めましょう。ポスターは、人の目に触れて初めて連絡につながります。

PDFはスマホに保存しておくと、足りなくなったときにすぐ刷り足せます。家族に送れば、手分けして刷ることもできます。

パソコンや手書きでも作れる

迷子犬のポスターは、パソコンや手書きでも作れます。その場合は、自治体が配っているテンプレートが使えます。例えば大阪市は、迷子の犬用と猫用のポスターを無料で配っています。パソコンで入力するExcel版と、手書き用のPDF版があります。大阪市の迷子動物の捜索ポスターのページから、ダウンロードできます。住んでいる市区町村でも配っていることがあるので、市区町村の名前と「迷子 ポスター」で調べてみてください。

載せる中身は、ツールで作るときと同じです。手書きなら、太いペンで大きく書くと、離れた所からでも読めます。いなくなった場所は、公園や交差点の名前など、近くの目印と一緒に書くと伝わりやすくなります。

手書きの1枚ができたら、コンビニのコピー機でカラーコピーすれば枚数をそろえられます。

いなくなってからの時間を選ぶと、その時にやることがLINEに届きます。ご活用ください。

LINEで時間に合わせた探し方を受け取る

犬の迷子ポスターに
何を載せるべきか

犬の迷子ポスターには、愛犬だとひと目で分かる特徴を1つ大きく載せましょう。

特徴は1つに絞って載せる

特徴は、ひと目で分かるものを1つに絞って大きく書きましょう。歩いている人は、細かい文字まで読まずに通り過ぎることが多いです。毛色や性格まで全部書くより、1つに絞ったほうが目に留まります。

例えば、しっぽの先だけ白い、片耳だけ折れているなど、離れていても見分けられるものを選びましょう。

見た目に目立つ特徴がない犬なら、首輪の色や着ていた服を書くのも手です。首輪をしていたなら、ツールの首輪の欄で「あり」を選ぶと、「外れている可能性あり」の一言も入ります。首輪が外れて見た目が変わっていても、見た人が気づけるようにするためです。

写真は、その特徴が写っているものを選んでください。全身の写真は大きく載るので、残りの写真には顔がよく分かるものを入れておきましょう。

日時・場所・連絡先を記載する

ポスターには、いなくなった日時と場所、連絡先を必ず載せましょう。日時と場所があれば、見かけた人が自分の見た犬と結びつけて思い出せます。おたすけプラスのツールで作ると、日時と場所は右上に入り、下の段にはいなくなった場所の周りの地図が入ります。

連絡先は、出先でも出られる携帯番号を大きく載せてください。見かけた人が、その場で電話をかけられます。電話番号はポスターの一番下に、「見かけたら、お電話ください」の一言と一緒に入ります。

住所は書かずにおきましょう。電話番号だけで連絡は届き、知らない人に家の場所まで伝えずに済みます。ツールにも、住所を入れる欄はありません。

見かけた人へのお願いを書く

ポスターには、見かけた人へのお願いも書いておきましょう。まず入れたいのは、「見かけても、追いかけないでください」の一言です。

知らない人に追われると、犬は驚いて走り出し、さらに遠くへ行ってしまうことがあります。この一言は、ツールで作ると黄色の帯で目立つように入ります。

次に頼みたいのが、見かけた日時と場所の連絡です。ツールでは「情報をお待ちしています」の呼びかけの下に、日時と場所を教えてほしいと書かれています。写真や動画も大切な情報だという一言も入ります。

ポスターをスマホで撮って保存してもらうのも、頼んでおきたいことです。保存してもらえば、後で似た犬を見かけたときに、その場で見比べてもらえます。ツールにも、撮って保存してほしいという枠が入っています。

犬の迷子ポスターは
家の近くから配る

犬の迷子ポスターは、家の近くから配り始めましょう。

配る範囲は
犬の体格で決める

配る範囲は、愛犬の体格から決めましょう。犬が1日に動く距離は、体の大きさによっておおよそ次のように違います。

  • 超小型犬(トイプードル、チワワなど):約500m
  • 小型犬(シーズー、柴犬など):約1km
  • 中型犬以上(ラブラドール、ゴールデンなど):数km

子犬や老犬は、動く範囲がこれより狭まる傾向があります。

この距離は、これより遠くへは行かないという上限ではありません。配る範囲は、目撃の連絡で遠くにいると分かったときに広げましょう。日数がたっただけで広げる必要はありません。

例えば、目安より遠い町で似た犬を見たと連絡が来たら、毛色や首輪が愛犬と合うかを確かめます。合っていれば、その町まで配る範囲を広げましょう。

家を中心に近い順に1軒も飛ばさず配り、目撃の連絡があれば外側へ範囲を広げることを示す同心円の図

ポスターは最低100枚刷る

ポスターは、最低100枚を刷りましょう。探す範囲に合わせて200枚、500枚と増やし、広い範囲を探すなら1,000枚以上が目安です。刷ったポスターは、家々のポストに入れても、人の集まる場所に貼っても使えます。

配るときは、家の近くから、1軒も飛ばさずにポストへ入れていきましょう。配った家は住宅地図に印を付けておくと、配り残しや二度配りを防げます。「チラシお断り」と書かれた家には、入れないでください。

配りながら、すれ違った人にも愛犬の写真を見せて、「この犬を見かけませんでしたか」と尋ねてみてください。数枚はかばんに入れて持ち歩くと、外出先で声をかけた人にもすぐ渡せます。

枚数が増えるほど配る時間もかかるので、家族で地区を分けて配るのがおすすめです。

ポスターは許可をもらって貼る

ポスターは、貼りたい場所を管理している人に許可をもらってから貼ってください。電柱や塀にも持ち主がいるので、無断では貼らないようにしましょう。

人の目に触れやすいのは、次のような場所です。

  • 町内会の掲示板
  • スーパーやコンビニ
  • 動物病院やペットショップ
  • マンションの掲示板(管理人に頼む)

動物病院やペットショップには、犬を飼っている人が多く立ち寄ります。似た犬の目撃や保護の情報がないかも、あわせて聞いておきましょう。散歩の人が多い公園では、貼るより手渡しのほうが、その場で話を聞けます。

雨にぬれると字がにじむので、クリアファイルに入れるなどして守りましょう。愛犬が戻ったら、貼ったポスターは外して回ってください。

ポスターで届いた目撃情報は
地図に書き込む

ポスターで届いた目撃情報は、地図に書き込みましょう。

聞き込みと見回りも続ける

チラシを配り終えたあとも、近所の人への聞き込みと、歩いて探す見回りを続けましょう。チラシを配って待つのはNGです。チラシは、見かけた人から情報を集めるための道具だからです。

ポスターを配ったあと、家で電話を待つだけだと探す道が決まらず、聞き込み・見回り・餌の近くのカメラを続けると届いた情報で探す道を絞れることを比べた図

愛犬は、人が見ていない夜に家の近くまで戻ることもあります。家の周りに餌を置くなら、その近くに暗視カメラを向けておくのもおすすめです。カメラは動きがあった時に自動で撮影するので、人が見ていない夜の様子も分かります。

警察や保健所への届出と保護情報の確かめ方、見つけた愛犬を連れ帰るまでの手順は、次の記事にまとめています。チラシ配りと同じ日に進めておきたいことなので、あわせて目を通しておきましょう。

【関連記事:犬が脱走したときに探す範囲と連れ帰る手順 はこちら】

目撃の連絡は時刻と場所を聞く

目撃の連絡が来たら、見かけた時刻と場所、犬が向かった方向を聞いてください。写真が撮れていれば送ってもらい、毛色や首輪が合えば地図に書き込んで現地へ向かいましょう。

見つけても捕まらないことは、珍しくありません。発見してから保護できるまでに、1〜2日かかることも多くあります。

現地で愛犬を見つけたら、追いかけずに、いつもの声で優しく名前を呼びましょう。体の小さい犬でも、反応を見る前には近づかないでください。寄ってくるか、離れていくかを見て近づき方を決めます。離れていくようなら、見失わない所から様子を見ましょう。

目撃情報の集め方と、見つけてから保護するまでの進め方は、次の記事で確かめてみてください。

【関連記事:迷子犬を探す4つの行動 はこちら】

捜索をプロに任せる目安

届いた情報で探す場所を絞れないときは、捜索をプロのペット探偵に任せることも選べます。例えば、離れた2か所から同じ日に連絡が届くと、どちらを先に確かめるかで迷います。

依頼を考える目安は、次のとおりです。

  • 脱走から6時間がたった
  • 見つけたが、捕まえられなかった
  • 目撃の連絡やカメラに手がかりがない
  • 探す時間や、判断する自信がない

迷ったまま様子を見るのはNGです。

おたすけプラスでは、選んで認定した現場チーム(認定加盟店)のスタッフが、聞き込みとチラシ配りを進めます。地形を下調べし、届いた目撃情報から探す場所を見直します。

※実際の進め方は、現場スタッフが状況を見て判断します。

自分で探す3つの手順と、今すぐ相談したほうがよい3つの基準は、次のガイドで確かめられます。

【関連記事:迷子ペット捜索ガイド はこちら】

まとめ:犬の迷子ポスターで
情報を集めて探す

犬の迷子ポスターは、スマホで作って家の近くから配り、届いた情報で探す場所を絞ることが大切です。見かけた人からの連絡が、愛犬の向かった方向を知る手がかりになるからです。

やることは次のとおりです。

  • ツールで、特徴1つと写真、いなくなった場所、携帯番号を載せたポスターを作る
  • ポスターは最低100枚刷り、家の近くから1軒も飛ばさず配る
  • ポスターは許可をもらって、人の通る場所に貼る
  • 届いた連絡は時刻と場所を聞いて地図に書き込み、現地へ向かう

情報から探す場所を決めきれないときや、見つけても捕まえられないときは、捜索をプロに任せることも考えてみてください。現場スタッフが、目撃情報を一つずつ確かめながら捜索を進めます。頼んだ捜索の日数が終わった後に、チラシなどから入った情報も、飼い主様へお伝えします。

早くまた愛犬と散歩に出られるように、まずはポスターを1枚作るところから始めましょう。