「うちの子は今どこにいるの。早く見つけて家に連れて帰りたい」━━そんな思いで、犬の探し方を調べていませんか。

愛犬を見つけるには、犬の行動パターンから探す場所と時間を決めることが大切です。

体の大きさが分かれば最初に探す範囲が決まり、目撃情報が集まれば次に歩く道を選べるからです。

この記事では、探す範囲の決め方から目撃情報を使った場所の絞り方、さらに見つけたときの近づき方までを説明します。

読み終えれば、どこから探すかで迷わず、愛犬を無事に連れて帰るための捜索を進められます。また一緒に過ごせるように、まず家の中の確認と、届け出・近所の捜索から始めましょう。

迷子犬の行動パターンで
探す範囲を決める

最初に探す範囲は、家の近くから決めましょう。犬の体の大きさで、1日に動く距離がおおよそ分かります。年齢や時間の経過で範囲をどう見直すかを知っておくと、遠くばかり探して近くを見落とすことを防げます。

体の大きさで
最初に探す範囲が決まる

迷子になった犬が1日に動く距離は、体の大きさでおおよそ分かります。

  • 超小型犬(トイプードル、チワワなど):約500m
  • 小型犬(シーズー、柴犬など):約1km
  • 中型犬以上(ラブラドール、ゴールデンなど):数km

柴犬は小型犬に入るので、まずは家から約1kmの範囲を探しましょう。体の大きい柴犬や、いなくなってから時間がたったときは、そこから範囲を広げてください。

この距離は上限ではなく、もっと遠くまで動く犬もいます。離れた場所から目撃の連絡が来たら、毛色や首輪が愛犬と合うかを確かめます。合っていれば、その場所まで範囲を広げましょう。

子犬と老犬は
まず家の近くを探す

子犬や老犬は、動く範囲が狭まる傾向があります。遠くへ足を延ばす前に、家の近くを丁寧に探しましょう。

家の周りの物陰や、近所の家の庭・駐車場に入り込んでいることもあります。よその敷地は勝手に入らず、日中に事情を話して、許可をもらってから見せてもらってください。見て回った場所は地図に印を付けておくと、同じ所を何度も探さずに済みます。

「老犬だから遠くへは行けないはずなのに見つからない」というときこそ、近くの物陰をもう一度のぞいてみてください。

範囲は日数でなく
目撃情報で広げる

いなくなってから時間がたつほど、探す範囲は広がる傾向があります。ただし、すべての犬が日ごとに遠ざかり続けるわけではありません。

「3日たったから数km先まで」と日数で計算して遠くへ向かうと、近くに残っている犬の手がかりを見逃すことがあります。範囲を広げるかどうかは、目撃情報やカメラの記録をもとに決めましょう。

犬の性格や、ふだん外へ出る習慣があるかどうかも、範囲を決める手がかりになります。

日中に歩けば
見かけた人に会える

犬を探すなら、日中を中心に歩きましょう。犬は道に沿って移動するので、人の目に留まりやすい動物です。

日中は、通りを歩く人や、家の前で作業をしている人に会えます。愛犬の写真を見せて、「この犬を見かけませんでしたか」と声をかけてみてください。

見かけた人の話は、どちらへ向かったかを知る手がかりになります。聞いた時刻と場所は、その場でメモに残しておきましょう。

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迷子犬が見つかる確率は
探し方で変わる

迷子犬が見つかるかどうかは、保護情報と目撃情報を確かめ続けるかで変わります。見つけたときの近づき方も、結果を左右します。何が結果を左右するのかを知っておくと、待つか動くかで迷わずに今日の行動を決められます。

確率を左右する飼い主の動き方

迷子犬が見つかる確率は、何%とは言えません。犬の体の大きさや性格、いなくなった場所の様子が、一頭ずつ違うからです。

見つかるかどうかを左右するのは、飼い主様の動き方次第です。保護情報は毎日確かめましょう。目撃情報が入ったら、そのたびに探す場所を見直してください。見つけたときは、慌てて駆け寄らないことが大切です。どれも、今日から自分で始められることです。

ネットで見かける数字を頼りに待つか動くかを決めるより、今日できる確認から始めましょう。

見つけたら追わずに名前を呼ぶ

愛犬を見つけても、その場ですぐに保護できるとは限りません。見つけてから保護できるまでに、1〜2日かかることも多くあります。

見つけたら、その場で立ち止まりましょう。体の大きさにかかわらず、いつもの声で優しく名前を呼んでください。寄ってくるなら、慌てずに迎えてリードを付けてください。例えば、植え込みにいる小型犬が、呼ぶたびに奥へ下がることがあります。そのときは近づくのをやめて、見失わない所から見守りましょう。

見つけたら、立ち止まって名前を呼び、反応を見る。寄ってきたら落ち着いて迎え、離れていくなら追わずに見守る。追いかけると警戒が強まり、保護まで1〜2日かかることもある

警戒が強くて近づけない小型犬には、捕獲器へ誘導するのも選択肢の一つです。一度捕まえ損ねると、警戒が強まります。捕獲器は、犬の体が無理なく入る十分な長さのものを選んでください。

捕獲器の例を見る(小型犬向けの大きさ)

一回り大きい捕獲器の例を見る(柴犬など)

犬が迷子になったら
今日やる探し方

今日は、まず家の中を確かめましょう。家にいなければ、届け出と近所の捜索を同じ日に始めてください。どれを先にして、どれを同時に進めるかが分かれば、情報がそろうのを待たずに動き出せます。

外へ出るのを見ていなければ
家の中を探す

愛犬が家から出ていくところを見ていないなら、外を探す前に、まず家の中を確かめましょう。名前を呼んで返事がなくても、外へ出たとは限りません。

犬が隠れやすいのは、ソファの裏や押し入れ、ベッドの下などです。部屋の入口から見回すだけでは、家具の陰までは見えません。しばらく開けていない部屋も、扉を開けて奥まで確かめてください。

玄関や門から走り出るのを見たなら、家の中は探さずに、すぐ外へ向かいましょう。見失った場所と、走っていった方向が最初の手がかりになります。

警察と保健所に届けたら
その日から近所を探す

家の中にいなければ、届け出をしましょう。届け出るのは、最寄りの警察署と、地域の動物愛護センターや保健所です。

警察署では遺失物届を出してください。動物愛護センターや保健所の担当は、地域によって違います。いなくなった場所を伝えて、どこが受け付けるかを尋ねてみてください。どの窓口に届ければいいか分からないときは、環境省の収容動物検索情報サイトで、自治体の連絡先と保護された犬の情報を探せます。

届出して待つのはNGです。保護されても、連絡が自動で来るとは限りません。届け出たその日から近所を歩いて探し、保護情報も毎日確かめましょう。

届け出て連絡を待つのはNG。警察・自治体への届け出と、近所を歩いて声をかけることを同時に始め、電話をしたらその足で外へ

届け出の窓口で何を伝えればいいか迷ったら、次の記事を見てみてください。脱走した直後の届け出の出し方と、見つけてから連れ帰るまでの手順をまとめています。

【関連記事:犬が脱走!探す範囲は500m〜数km|追わずに連れ帰る手順 はこちら】

餌と服を3か所に置き
自分で帰れるようにする

愛犬が自分で帰ってこられるように、家の周りに餌と、家族の匂いが付いた服などを置きましょう。犬は鼻がよく利き、家へ戻ろうとする習性があります。

置く場所は玄関先や庭など、自分の敷地の中で3か所くらいに絞ってください。たくさん置くと、どこに来たのか分からなくなります。道路や公園は、不法投棄にあたる場合があるので避けましょう。

毎日見て回って、餌が減っていないかを確かめてください。減っていても、食べたのが愛犬とは限りません。別の動物が来ることもあるので、餌の近くに暗視カメラを置いておくのがおすすめです。カメラは動きがあった時に自動で撮影するので、誰が来たのかを後から確かめられます。

暗視カメラの例を見る

迷子犬の探し方は
目撃情報で変える

チラシと聞き込みで見かけた人の情報を集め、その日時と場所から次に探す場所を決めましょう。チラシの配り方から目撃情報の使い方までを知っておくと、連絡をただ待つ時間がなくなります。

チラシは100枚から近い順に

チラシは最低100枚を用意し、家から近いところから1軒も飛ばさずに配りましょう。探す範囲が広いときは200枚、500枚と増やし、さらに広ければ1000枚以上が目安です。

チラシには、愛犬だと一目で分かる特徴を1つに絞って大きく書き、その特徴が写った写真を添えてください。

配った家は住宅地図に印を付けておくと、配り漏れを防げます。「チラシお断り」の家には入れず、マンションなら管理人に掲示を頼んでみましょう。

チラシに何を載せればいいか迷ったら、現場チームが実際に配っているチラシをもとにした、おたすけプラス特製の迷子ポスターを使ってみてください。いなくなった場所を選ぶだけで周りの地図が自動で入るので、どのあたりで探しているかが見た人にひと目で伝わります。写真は3枚まで載せられ、大きな文字の電話番号と「見かけても追いかけないで」の一言も入ります。スマホから無料で作れて完成版はLINEで届くので、配り始める前に1枚作っておきましょう。

迷子犬ポスターの見本。写真3枚、いなくなった日時と場所、周辺の地図、特徴、連絡先の電話番号が入ったA4のポスター

おたすけプラス特製の迷子ポスターを作る ›

チラシを配りながら
見た日時と場所を聞く

チラシを配って待つのはNGです。チラシは、見かけた人から情報を集めるための道具です。犬は道を移動して人目に付きやすいので、捜索では聞き込みとチラシ配りが中心になります。配りながら、出会った人に声をかけていきましょう。

チラシを渡すときは、スマホで撮って保存してもらうようお願いしてください。似た犬を見かけたら、見た日時と場所を知らせてほしいと頼んでおきましょう。写真が撮れたら送ってもらうと、愛犬かどうかを見比べられます。

目撃情報を地図に並べ
次に探す道を決める

目撃の連絡が来たら、見た日時と場所、犬の特徴を確かめて、地図に書き込みましょう。いくつか集まると、犬が進んだ方向が見えてきます。

例えば、チラシを見た人から「朝、公園の東側で見かけた」と連絡が来たとします。その時刻と場所、進んだ方向を地図に書いておきましょう。次の日は同じ時間帯に、公園の東側から先の道を歩いてみてください。

目撃情報が入ったら、ほかの情報がそろうのを待たずに、まず現地へ確かめに行きましょう。

連絡を待たずに、チラシと聞き込み、見かけた時刻と場所を聞く、地図に書き込む、進んだ先の道を歩く、を繰り返す。印が増えるほど通る道が見えてくる

掲示板とSNSに載せたら
現地も歩いて探す

迷子犬の掲示板やSNSは、愛犬を見かける人を増やすための補助として使いましょう。投稿を見た人から連絡が来ても、それだけで今いる場所を突き止めるのは難しいものです。保護までつなげるには、現地を歩いて探すことが欠かせません。

投稿には、顔と全身の写真、一目で分かる特徴、いなくなった日時と場所を載せてください。

どの掲示板に何を載せればいいか分からないときは、次の記事が手がかりになります。写真と特徴のそろえ方や、載っている保護情報と愛犬を照らし合わせる方法が分かります。

【関連記事:迷子犬・迷い犬を探すには?(保護まで4つの行動) はこちら】

迷子犬は何日生きられる?
今日からやること

迷子犬が何日生きられるかは、はっきりとは言えません。日がたっても、保護情報と目撃情報を毎日確かめましょう。日がたってから続けることと、捜索を任せるかを決める材料を知っておくと、次の一手を選べます。

日がたっても人に
保護されていることがある

何日たったかだけで、愛犬の今の様子は分かりません。見つからない理由は、外で弱っていることだけではないからです。

親切な人に保護されたまま届け出がされていない場合や、そのまま飼われている場合もあります。ペットの捜索では、日がたってから依頼を受けて見つかった例もあります。

「もう何日もたったから」と諦めかけたときも、窓口への確認と目撃情報の聞き込みを続けましょう。

保護されていないか
窓口と動物病院に毎日聞く

日がたっても、届け出た窓口の保護情報は毎日確かめてください。近所の動物病院やペットショップにも、似た犬の保護や目撃の情報がないか尋ねてみてください。保護情報の見方や受付時間は窓口ごとに違うので、届け出たときに聞いておくと毎日の確認が楽になります。

保護情報で愛犬が見つかれば、そこで捜索は終わります。探す範囲を広げるときの手がかりにするのは、保護情報ではなく目撃情報です。日がたって範囲を広げるときは、新しい目撃情報が入った場所から探しましょう。

ペット探偵に頼むか
考える4つの目安

ペット探偵に頼むか迷ったら、次のような状況を目安にしてください。

  • 脱走から6時間たった
  • 見つけたのに捕獲できなかった
  • 手がかりが見つからない
  • 探す時間や自信がない

6時間は、待つための時間でも、過ぎたら手遅れになる期限でもありません。頼むかどうか迷ったまま様子を見るのはNGです。迷っている間も、届け出の確認や聞き込みは続けましょう。

近づき方を誤ると警戒が強まり、保護をやり直しにくくなることもあります。やり直しにくい判断があるからこそ、迷う段階から捜索を任せる意味があります。おたすけプラスでは、認定加盟店の現場スタッフが、目撃情報や暗視カメラの記録を一つずつ確かめながら捜索を進めます。

どこに頼めばいいか迷ったら、頼む前に次の記事で確かめておきましょう。料金の分かりやすさや捜索後のフォローなど、ペット探偵を選ぶときに見ておきたい5つの点をまとめています。

【関連記事:ペット探偵を選ぶときの確認ポイント はこちら】

まとめ:迷子犬の探し方と
今日やること

迷子犬は、まず家の近くから探しましょう。探す範囲は犬の行動パターンに合わせて決め、目撃情報が入るたびに探す場所を見直してください。1日に動く距離は体の大きさで違い、時間がたっても近くにとどまる犬もいるからです。

今日やることは次の4つです。

  • 出ていくのを見ていなければ、家の中を探す
  • 警察署と動物愛護センター・保健所に届け出て、近所の捜索も同時に始める
  • 体の大きさで探す範囲を決め、チラシと聞き込みで目撃情報を集める
  • 見つけたら優しく名前を呼び、反応を見て近づくか見守るかを決める

次のようなときは、捜索をプロに任せることを考えましょう。

  • 脱走から6時間たった
  • 捕獲に失敗した
  • 手がかりがない

おたすけプラスでは、実績のある認定加盟店の現場チームが、目撃情報を確かめながら保護に向けて捜索を進めます。

どこから探すかが決まれば、次の一歩で迷いません。また愛犬と家で過ごせるように、今日できることから始めましょう。